「蛸の松」がその端正な姿で人々の目を楽しませ、大阪の名所の一つとして明治後半に切り倒されるまで愛されていたことは、古い絵図などで知ることができます。また、数多くの写真も残されており、その1枚が大阪城天守閣に所蔵されています。『久留米藩大阪蔵屋敷絵図』と同じようなアングルの写真で、往時の姿が絵図そのままであったことを確認することができます。